下がったら跳ねる楽観相場の果てに・・・終焉。
最近、楽観視というか、「下がっても上がるし。いつものようにニューヨークが上げて、アジアの下げを帳消しにして無問題」的な雰囲気を感じてます。
意外と今の日本人投資家は空売り使ってショート派が多いので、ショート攻め続けてる人たちは攻め疲れもあるでしょう。ショートは保険であって儲けるものじゃないですよー。そのショートの疲労感も楽観相場に拍車をかけてる感じです。
ドル円のトレンドは着実に悪化してます。もう雲の下に潜ってます。「いつものように戻すだろう」という期待から安易に下値で買い入る人も増えてきたこの楽観相場。その安易な買いが裏切られるとき、全員が一斉に売る暴落がやってきます。
主要国為替は何も期待せずランダムウォークでノーストレスの放置トレードが1番ですね。先々上がっていくトレンドが描けるのはやはり資源。資源国通貨、ゴールドやプラチナ、シルバー、そしてビットコインやイーサリアムやNEMといった仮想通貨ですね。これらは買って数年ほっとけば株なんてアホらしいくらいに上がるかなと思います。
レンジ抜けるか!イベントも満載で激動の1週間になりそう。
今週は激動の1週間になりそうです。それも、暴落方向に。
ドル円は雲の下限を横からこぼれ落ちました。雲の下に入ったということで、これから上値は重くなります。遅行スパンの実線抜けも失敗した模様で、下方向が鮮明になりつつあります。まだボリンジャーバンド2シグマのレンジにいますがまもなく下抜けるでしょう。
合わせて米国債利回りは一足早くボリンジャー2シグマを下抜いています。まもなく米国金利利上げが注目されるFOMCを3月中旬に控えて、実際に利回りを見れば金利が下がっているというのですから驚きです。
日米金利差は広がりません。ドル円は落ちる方向しかないようです。
ただ、何が起きるかわからないのがマーケット。ポジションはあくまでランダムウォークを前提とします。
ドル円の円高傾向と、ニューヨークダウ20年ぶりの連騰と、ゴールドやビットコインの暴騰再び。
日足の一目均衡表のトレンドから、ドル円の暴騰or暴落はまもなく決着がつくと言っています。まもなくですね。遅くても今月中にはこれから上げなのか下げなのか、トレンドの決着がつきます。
ニューヨークダウは20年ぶりの10連騰。なかなか見られない上昇が見られた後は、もちろんなかなか見られない下げが待ってます。かなり下げないと押し目の買いのサポートもないので下げ始めたらかなりの規模になると思います。
注目は資源価格の高騰です。資源取引の筆頭格である原油が上昇していますし、ゴールド価格の上昇もなかなか強いです。そして注目はビットコインなど仮想通貨。ビットコインは1年前は3万円台だったのです。それが今年年明けに15万円まで暴騰しいったん10万円割れまで暴落。そしてまた13万円まで戻ってきました。ビットコインにつられてイーサリアムやネムなんかも急上昇しています。なぜか?
静かにぽろぽろ報道が出てくるのが欧州金融不安。フランス選挙、フレグジットが起こるのでは、と観測されています。もしフランスがユーロ離脱し通貨を自国通貨に戻すなら国債はデフォルトだと言われています。そうなればもともと危機の欧州金融機関、ドイツ銀行などが大変なことになります。
日本では東芝の債務危機が言われています。東芝の負債は1兆円を超える規模です。それが危機となれば、実際に社債がデフォルトしなくても金融機関の貸し倒れ引当金を積むのだけでも巨額の損失が発生します。その危機は連鎖する。トランプ当選後、米国債利回りが急騰し金利が上がっており、これまで低金利のぬるま湯で生かされてきた企業が資金に行き詰まり、続々と連鎖倒産する危機すらあると思います。
金融危機。クレジットクラッシュ。リーマンショック以来のワードです。備えましょう。
米予算教書先送りとボラティリティの高まりとユーロ危機と。
ドル円と米国債利回りのトレンドがレンジを抜けそうな超重要局面であることは昨日書いた通り。
次にファンダメンタルもわちゃわちゃしてきている。
2月末予定だった米予算教書が3月13日まで先送り。トランプさん曰く「膨大な量の作業が必要」という普通のコメント。なんか、決算延期の東芝とかぶりますね。マーケットが先に期待に織り込んでしまっている減税のトーンダウンが心配されるところ。
そしてユーロ。S&Pが、フランスが債務を新通貨で返済ならデフォルトだと発言したそうだ。そりゃそうなのだが、改めて言われると迫力のある不安材料。ユーロの金融危機が煽られるのはいつもこの季節ですね。今年もやってきたか。
そしてブルームバーグなどの報道トーンが、下がりすぎているVIX指数に言及したり金融株上昇や米国株の流動性に警鐘を鳴らしたり、どうも下げのムードを演出し始めている。そろそろ下げたいのだろうか。ニューヨークダウは連日の最高値記録ですが、ニューヨークダウはゴールドマン・サックスの比重が大きすぎるので金融株が下げれば一撃で暴落する指数。日経平均のファーストリテイリングと同じこと。
金融危機が起きるとき、いつも聞き覚えのある言葉があります。「クラッシュは突然起きた。その1週間前までは連日最高値を更新していたのに。」と。
クラッシュはいつも楽観の中で起きます。今日東京を襲っている記録的な春の嵐が印象的ですね。
ブルームバーグが予告してくれている楽観リスクに耳を傾けるべし。
どんどこ上がる米国株。S&Pはもちろん、ニューヨークダウは2万ドルを超えて以降さらに上昇。
そんな中でブルームバーグがさりげにリスクを予告してくれています。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-21/OLOBVH6K50XS01
どんな資産が安全か?何が危険か?と
考えた時に「いつでも価値を交換したいときに交換できる」が1番安全で信用の根拠なのは絶対的な資産価値の法則。
そんな折、今や米国株が売りたい時に売れない資産になりつつあるというのです。この状態はさらにバブル的に膨らむ可能性も示唆しますし、誰かがひとたび「逃げろ!」と行ったら狭い出口にみんな殺到してパニックになるクラッシュの可能性も示しています。
さて、こんなリスクのある資産、持ちたいですか?
そして米株以外にもありますよね、そんな資産。いざ売りたいとなった時に1日に買える量の制限が決まっている中央銀行しか買ってくれないという、東洋のとある国の株の流動性リスクも気になるところですね・・・。
ドル円、超重要なタイミングの可能性。今週どちらかに大きく動きそう。下かな?
しばらくレンジ内の乱高下でコツコツ稼がせてくれているドル円のトレンドが超重要水準。
ここ最近、チャートというものは有効なのは日足しか無いんじゃないかと思っているのですが日足の一目均衡表で重要な示唆。ドル円は基本は下落トレンドの中にあるのですがその下落トレンドがさらに加速するのか反転するのか今週決着がつきそうです。動き始めたらまた大きな動きになる。
どっちに動いてもいいようにランダムウォークで構えるのが基本戦略ですが、どちらかというと下にいくのが自然な感じです。
ドル円一目均衡表は雲に潜ってますがふらふら動いていよいよ遅行スパンがローソク足に接触します。上抜けば強気転換しますが基本はここからまた下に加速する形です。ただ上抜けばボリンジャーバンドも+1シグマ突破水準なのでチャートはかなり強くなります。
ではドル円と相関関係のある項目で先にトレンドの答えの出ているものはないか。為替は基本金利差。米国債利回りは下落トレンドでドル円とまったく同じ今週から大きく動きが出そうで答えが出ていない。ドル円のチャートはほぼ米国債利回りと完全連動ですね。では日本国債利回りは?こちらを見ると上昇トレンドに入ってます。日米金利差は縮小に向かっておりドル円には円高ドル安圧力がかかります。
あとユーロドル。こちらは先にトレンドの答えが出ていました。一目均衡表の下限に接触して跳ね返され済、遅行スパンは先にローソク足を上抜いて上昇トレンド転換しています。ユーロはしばらく強そう。欧州金融閣僚からもユーロは低評価すぎると発言も出ているので下げ止まっています。これもドル安圧力。
以上からするとドル円は下げるのが自然のようです。ただもし上にいくとそれまた相当強い上昇トレンド転換を示すのでどっちに動こうが値動きをとりにいくところ。しばらく稼がせてくれたレンジ相場は終わりそうです。
今週はイベントが無いから動きが無い・・・ほんと?
今週、週明けから目立つ意見。今週はイベントが無いのでマーケットも動きは無いだろう・・・。
・・・過去、その通りになったこととならなかったことはどっちが多いのでしょうね?
何もイベントや原因が無いのに下がる・・・そんな光景を目にしたらどうでしょう。理由がわからないから不安になりませんか?原因がわからない下げなのでいったん逃げとこう。。それが正しい動き。
上がる理由が無い時が一番上がりますし、下げる理由が無い時が一番下げる・・・という見方もあります。そもそも、イベントがあるから動きを見て売買しよう、なんてイベントドリブンな行動は投機中の投機ですよね。
イベントがあってもなくてもその値動きそのものに関心を持つ。その平常心が最大のリスクヘッジになり大きな損失回避ができると思います。
日経平均オプションも気になるところ。
オプション料も完全に楽観ムード。オプションは保険料という位置付けでありVIX指数で表されるマーケットのボラティリティ大きさによってオプション価格が決まる。
日経平均株価3月眼19000円プットオプションはわずか200しか価格がついていない。3月メジャーSQまであと3週間もあるのに、日経平均株価は下値が18800円までしか想定されていないということ。ボラティリティから算出される可能性では日経平均株価は下値は18800以上のレンジ内で動く可能性が高い、という計算結果。
さて。VIX指数が低位に張り付く楽観相場の中で保険をかける価値が低下しているということだが、どうでしょう。これからトランプさんが巻き起こす世の中の不確実性からすると、この保険料が少し割安に見えてしまいますね。
今の日経平均株価の動きは完全にリーズナブル。上がる要素はやはり米減税次第。
ニューヨークダウが高値を更新しているのに日経平均株価は高値を更新しておらず日経平均株価は出遅れ修正で2万円は超える・・・と言っている人は構造を理解していないか株を売りたい業界人なので放っておけばいいでしょう。
日経平均株価は完全に米国連動です。外国人投資家、つまりドル建ての取引が6割も7割もあるのですから、日経平均株価は円建てで見ててはダメでドル建てで評価するべき。ドル建てを見ると170ドルを超えており、高値更新圏にあります。ニューヨークダウにつれてちゃんと上がっており出遅れてません。伸びしろはニューヨークダウ次第です。
昨日はニューヨークダウが打ち止まりました。ニューヨークダウは30社の平均でしかないのでそのうち時価総額で巨額を占めるゴールドマン・サックスの株価に左右される。つまり日経平均株価は米国金融業界次第、ということです。
ニューヨークダウが打ち止まると、ドル円はトランプさんの意向によりドル安円高圧力がかかっているので円高に向かうと円建ての日経平均株価は下がらないといけない。日米金利差もこれ以上開かない以上、ドル円は円高、日経平均株価は下がるのだと思います。それか、動かない。なので日経平均株価2万円はとっても遠いのです。ニューヨークダウがいくらにならないといけないのでしょう?厳しいですね。
円建ての日本株に期待してても不利なので、為替の乱高下をコツコツ拾うのが良いと思っています。
外貨積立日記(積立600営業日目) 資源国通貨の上昇!迫るスタグフレーションの波

こんにちは。コツコツ積立て派サラリーマンのまなぶです。SBI FXトレードの1通貨単位FXを利用してニュージーランドドルと中国オフショア人民元、南アフリカランド、スイスフラン、韓国ウォン、トルコリラを各500円ずつ毎日コツコツ積立購入しています。
積立て外貨量・損益の月別トレンドです。

コツコツ積立てを続けている資源国通貨たちがどんどん伸びて含み損益が伸びてきました。去年の6月にはマイナス8万円という含み損だったが今やプラス2万円超。スワップポイントも2万7千円。なかなかに絶好調です。今年に入ってからドル円は伸び悩んでいますが、資源国通貨は絶好調。
特に強いのはやはり南アフリカランド。買い付けてきた金額に対して含み益ながらプラス12%。そして意外に活躍しているのが韓国ウォン。1ウォン10円を超えてきました。
ここ2年ぐらい、原油も急落し資源価格が弱かった間はなかなか含み損が厳しかったですが、やはり資源価格全般伸びてきました。米国FRBが利上げを始めたからといって、まだ量的緩和で放出した資金はマーケットに出っぱなし、日欧はまだ量的緩和を続けています。世界はマネー増刷で溢れているのですから、資源価格の価値が相対的に上がっていくのは自然。その資源を持っている資源国の通貨は堅調、というわけです。
これからもまだまだ資源価格は上がっていくでしょう。そして世界的に物価も上がっていくでしょう。”通貨”の価値が減価していくのです。量的緩和をしている国である日本で生きる身としては、資源の裏付けを持つ国の通貨。資源国通貨に保険をかけておくのは有効だなと、積立て外貨投資を続けてきて、その威力を感じます。
【積立日記】
積立期間:2014/10/27~2017/2/17 (積立600営業日目)
累計積立金額:944,615円
外貨評価金額:968,446円
損益:+23,831円(損益率+2.5%)
累計スワップポイント:27,875円
預託証拠金額:318,674円(自己資金200,000円)
※豪ドル少額裁量・イフダントレードの確定利益で証拠金は日々増加。
※現在積立て外貨量に対し証拠金が少なくレバレッジがかかってしまっていますがいずれ積み増してレバレッジ無しに戻します。
NZD(ニュージーランドドル・キウイドル)
今朝積立単価:82.43円
平均積立単価:80.67円
累計積立数量:3,550NZD
評価損益:+6,237円 (損益率+2.2%)
累計スワップポイント:7,694円
CNH(中国人民元)
今朝積立単価:16.69円
平均積立単価:17.68円
累計積立数量:16,625CNH
評価損益:▲16,361円 (損益率▲5.6%)
累計スワップポイント:5,300円
ZAR(南アフリカランド)
今朝積立単価:8.85円
平均積立単価:7.86円
累計積立数量:34,279ZAR
評価損益:+33,875円 (損益率+12.6%)
累計スワップポイント:14,489円
CHF(スイスフラン)
今朝積立単価:113.57円
平均積立単価:113.39円
累計積立数量:250CHF
評価損益:+45円 (損益率+0.2%)
累計スワップポイント:▲16円
KRW(韓国ウォン)
今朝積立単価:10.08円
平均積立単価:9.74円
累計積立数量:3,430KRW
評価損益:+1,158円 (損益率+3.5%)
累計スワップポイント:+50円
TRY(トルコリラ)
今朝積立単価:31.20円
平均積立単価:31.83円
累計積立数量:1,030TRY
評価損益:▲651円 (損益率▲2.0%)
累計スワップポイント:+358円
【積立てルール】
・毎朝、各通貨を500円以内で積立て。
・累計積立外貨金額は証拠金の金額を超えない。(レバレッジをかけない)
・累計積立外貨金額=平均積立単価×外貨量
・累計積立外貨金額が証拠金を超えそうになったら月3万円ずつ入金。
⇒あくまで、積立ての外貨預金感覚で続ける。
積立てには最低1通貨単位、100円前後でも積み立て可能なSBI FXトレードを使っています。
積立投資に関する過去記事
なぜコツコツ外貨積立ては外貨預金よりSBI FXトレードでFXなのか?
http://fxtsumitate.com/blog-entry-47.html
デイトレードで必ず負ける理由の1つを解決するFX積立投資
http://fxtsumitate.com/blog-entry-62.html
もちろん積立投資にもある損失リスク。
http://fxtsumitate.com/blog-entry-79.html
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