あらゆる資産クラスが価値上昇!??・・・いいえ、違います。


今週の相場はなかなかすごい。株価も急騰、アメリカ株は市場最高値更新へ。そして米国10年債利回りが2%割れ。つまり債券も価格が急騰中。そして金価格。普通危機の時に買われる有事の金までが価格が上がっている。

株、債券、金、あらゆる資産の価格が上昇してなかなか勢いのあるマーケットに見えます。今世界は上昇中なのでしょうか?

・・・いえ、違います。

資産の価値が上がっているわけではありません。現金、キャッシュの価値が猛烈に急落しているというのが今の相場の実態じゃないでしょうか。世界の金融緩和で異常なほどのカネ余り、世界はマネーでじゃっぶじゃぶなのです。現金の価値が減り、モノの現金に対する値札の数字が増えているだけ。

これはけっこう恐ろしいことです。なにせ現金の価値が減るのですから、現金で支給額がほぼほぼ固定されている年金生活の人は完全に生活の危機。モノの値段はどんどん上がっていきます。同じ年金支給額なら買えるものがどんどん減ります。

あと、現金の価値が下がっているのですから、借金も減ってます。労働賃金が増えるのはマクロにはゆるやかなので借金の支払い負担が楽になるには時間がかかるかもしれませんが、金利は利息制限法で縛られてるので、今巷に溢れる高給バイトをやれば払えるようになります。そういう非正規雇用の収入の報酬はサラリーマンより早く上がっていくでしょう。

政府が年金では暮らせないから資産運用を、というのは正しいのです。優良企業の株を持ってれば会社の価値は同じでも現金の価値が下がるぶんだけ株価が上がっていきます。日本円の価値が下がっていけば日経平均株価は会社の生む付加価値が変わらなくても過去最高値を更新できるかもしれません。

現金保有、現金の貯金は一番損です。これからはどんどん価値が減っていきます。コツコツと実物資産に変えていかないといけないのです。

短期トレードの技術を磨いて稼ぐ、という愚行。


お金を稼ぐ、というのは何の対価として自分にそのお金が入ってくるのか、ということはちゃんと考えないとどこかで間違う。

労働して稼ぐ。株券を保有するというある時間資金を固定提供するリスクをとった対価として労働している人たちから配当金をもらう。企業が政調するまで資金をリスクにさらした待ってくれたぶん株価値上がり益をもらう。など。

短期トレードというのは、基本は自分と逆の取引をした人からカネを巻き上げる行為でしかなく、対価としてお金を受けとるケースが少ない。もちろん対価になる場合もあるが、かなりレアケースで、基本は自分より愚かな取引をする人を探してきて巻き上げることでしかカネは入ってこない。そんな短期トレードの技術を磨いて稼げるようになる、なんてのは幻想で、それはいわゆる賭博ゲームに興じているに他ならず、基本は取引所の上客として手数料をたくさん払っていずれ消えていく。自分の立場、何をするからお金がもらえるのかという基本はおさえないといけない。

日本はもうバブルへGOすることを決め、日本企業たちは成長を目指す。これまで閉じられた市場で株主還元を考えてこなかった日本企業が株主還元に動きだし、成長を目指す。その日本企業たちと一緒に頑張ればいいのだ。リスクをとって応援していればいい。令和元年はそういうスタイルに向かうべき年になる。

金融ボラティリティの消滅。


これから金融市場で起こることは、株価が上がるのか下がるのかなんて生易しい話ではないと思う。リーマンショックを超える暴落が来るか、それとも急騰するのか、そんな次元の話ではない。金融市場自体の危機だろう。ボラティリティというものが消滅し、株価がまったく動かなくなるだろう。

世界は量的緩和をやりすぎた。紙幣を増やしすぎてカネというものがどんどん価値を失っている。GDPなど付加価値は全然増えないのにマネーの価値が下がるので物価は上がる。パイが限られてる中での企業のパイ食いあいの縮小競争で今はまだ物価増はそれほどでもないが時間の問題でいずれ強烈に物価は上がる。まさにスタグフレーション。インフレよりはるかに怖い、人の生活が苦しくなる状態だ。

政府の借金はどれだけ増えても問題ないと経済学者に言わせて量的緩和をさらに続ける。世界でマネーの価値はどんどん下がる。物価と同じように株価はゆるゆるとは上がるかもしれないが金融市場で最大の規模がある債券市場では既にトレーダーは仕事がなくなっていなくなってしまったし、株式でもトレーダーは急速にクビになり、トレードはほとんどただAIが最適化を続けるというまったく意味のないものになりつつある。株で大儲け、なんてもうそんな時代は終わってしまった。

マネーの価値が急速に失われる、ということで最も不利なのは現金保有。貯金である。最たるものは年金。物価スライドなんて機能しないので、これからどれだけ物価が上がっても支給額は上がらないから老後生活破綻は増える。金融庁が年金に加えて豊かな老後を送るためには2000万円の貯蓄が必要なので投資しなさい、という報告書を出したが、2000万程度の規模の話に投資を持ち出すなんて愚の骨頂。自己教育投資をして労働で稼ぐ方がはるかに効率が良い。年収を増やしていく方がよっぽど早い。2000万円も持たない、ということは投資の原資は100万、200万しかないであろう。年利5%でも年5万や10万。働いた方がはるかにカネは増える。

AIの最適化、生身の人間のトレーダーの消滅により株価は物価上昇率程度にゆるゆる上がるだけのものになる。投機は消える。日本株式市場は政府日銀が最大株主となり国有化に近づく。これはもはや、資本主義から共産主義に変わってしまうようなものである。

株が上がった下がったなんていうのはもう過去のものになる。ボラティリティがなくなり、マネーは価値がなくなり、共産主義的に人的資源の時代になる。最近よく価値経済と言われるものだが、全体としては成長がなくなり、マクロからミクロの時代になる。全体から個へ。森を無視して木を見ないとなんの動きもない時代。お金を増やすということに早く関心を失うべき。

投資なんてやったことのない、ただ仕事に邁進する人が正解だ。我々サラリーマン投資家は、投資というものを考え直す必要がある。短期トレードはもう死んだのだから、忙しい短期トレードはもう必要ない。チャートを見るスキルなんてのももういらない。そんなデータを扱うのは機械の方が得意なのだから、それはAIに勝てはしない。短期トレーダーは絶滅する。豊かな生活の価値、自己投資にリソースを割くべきである。



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ねぎし まなぶ(P.N)

Author:ねぎし まなぶ(P.N)
某企業勤務のサラリーマン。
株・FX投資暦10年以上にもなるが、デイトレードをやると負け続きでデイトレードは引退。
しかし、短期売買で負け続きでも、過去取り組んだ積立て投資では着実に資産が増えていることに気づき、やはり最強の投資は積立てであると確信。
外貨投資FXで、ドルコスト平均法の中でも最強のリスク分散「毎日積立」に取り組みます。
毎日継続するときに飽きたり変な欲が出ないように、日記の形で記録しながら取り組むことにしました。

※なお、本ブログは素人の趣味の日記であり、投資を推奨するものではありません。投資判断は自己責任にてお願いいたします。

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