昨日の急騰後、今日は健全ないったん調整。アメリカ株はFANGの次の成長ドライバーを探す必要あり?
ニューヨークダウは引け前に急落。昨日急騰したところからすると健全な調整でしょう。日本人はあまり意識できませんがやはりイースター前、受難週の影響は大きいです。欧米は攻めのメンタルにはなれない週なので本格上げはイースター明けの来週からでしょう。
日本株も同様。昨日今年2番目の上昇幅があり、日経平均先物については先週末の20,150円水準から2営業日で1,000円も猛烈に上げたわけですから、いったん調整するのが筋。空売りがしつこいのでいったん売り込んできますが、現物のしっかりした売りではなく超短期のショート、昨日踏み上げられた空売り勢のやぶれかふれのやり返し売りですから、逃げ足は速いです。ここでいったん調整しといて、来週イースター明けに今年最大値幅の上げを期待しましょう。
アメリカ株の騰落の中身は興味深いです。世界的なFacebookバッシング、相次ぐ自動運転車の死亡事故を受けてFANG、さらにはその関連株が軒並み暴落。時価総額のデカイ企業郡なので、この一角の下落が昨日の下げのほぼすべて。そういえばAIで後塵を拝する日本には関連企業は少ないのでこの下げは影響少なそうですね。FANGの売りはゲームのルールが変わる事態に発展すれば下落が長期に及ぶかもしれない、というのが売りの理由で、本当に理由のある売りの可能性は否定できない。とすればアメリカ株は次の成長ドライバーを探す必要があります。そんな中、昨夜アメリカ株が下げる中でキラリと光る高騰株。GEの存在感は光るところです。もう何年も右肩下がりの株価の中、今年に入って僕もコツコツ積み立て購入開始しましたが、GEが反発局面に入ればニューヨークダウ指数引き上げ効果は大きいです。GEが来るということは、少しマーケットの主役がソフトからハードへ変化するのかもしれませんね。あまりにソフトウェア株バブルが進み過ぎたので。
もしくは、いったんクラウドの終わり、があるかも。あまりに儲かりすぎる業態でクラウド投資が進んで来ましたがクラウドは中央集権。中央集権から分散へ、というシフトが起こるのかもしれません。そうするとクラウドで儲けていたAmazon、Google、Facebook、Microsoftといったクラウド企業郡から、プライベートネットワーク企業へ。GEとかHPとか。車も自動運転を主軸にテスラやテンセントが注目されてましたがまたハードの品質保証へ回帰するとやはりトヨタか。そしてそしてですよ。中央集権から分散へ、となるとやはりあの分野です。ブロックチェーン。