危機の到来を告げる国債、ゴールド相場。個人が下落に対し異様に楽観になってきた。
今日は日経平均が700円下げましたが、マーケットの雰囲気はやや冷めた感じで「どうせまたすぐ戻すんでしょ」って感じのようですね。昨年末から始まる危機が煽られまくったがために現物保有者はとっくに売ってしまってますし、空売り勢も売り疲れ。少し前なら下げると「ヤバイヤバイ、世界の終わりだ、ショートだー!!」と張り切ってる個人投資家もいたものですがだいぶ冷めてます。
そして冷めてるだけならいいんですが、明日は国内株の配当権利取り最終日なだけあって、今の安値でどれを仕入れてやろうかと買い向かう声も多々聞こえます。下げては反発、下げては反発、と空売りが焼かれ続けたのでもう下げを騒ぐのも恥ずかしい、という雰囲気でしょうか。
・・・つまりは、整ってきましたね。荒くれ者相場はので空売りはダメですが、買いもダメだと思います。嵐がしっかり過ぎ去るのを待ってから買ってもいいのです。ここから反発して押し目を逃した!と悔しがる気持ちなんて捨ててしまうのが吉。いかにリスクを回避するかのほうがよっぽど重要。売り攻めたって、短期で1000円下げた相場は1日で500円戻して焼かれる可能性だってあります。
実は最近、今までやったことのなかった麻雀を始めたのですが、麻雀で勝つコツはいかに降りるべき順を見極めて守りるべき時は守り、攻めるべき時のみ攻めるか、というのが重要なのだと知りました。長い歴史を持つボードゲームはやはり示唆に富んでいます。いつも攻めてたらみんなにカモられて終わる。デイトレードで負ける人はまず間違いなく麻雀も弱いでしょうから、デモトレードするより麻雀やった方がトレードは上手になる気がしますね。