スイスショックの後だからこそ、FXのリスクについて考える。レバレッジは何倍が安全か?

スイスショックにより、FX投資家の大損のニュース、その損失の回収に追われるFX会社の損失が報道され、FXのリスクがクローズアップされるようになった。
「FXは簡単だ」と安易に参入する人が増えないように、ちゃんとリスクが報道されるのは良いことだと思う。
しかしその報道にステレオタイプに反応し「FXは危ない!」と外貨投資を一切絶つのも、それももったいないと思う。
というか、僕は外貨建て投資をしないことが今の日本人にとってはリスク高いと思っている。
進む円安。日銀の異次元量的緩和もまだまだ始まったばかりで、長期ではまだまだ円安は進む。
全ての資産を日本円で持っていると、どんどん目減りするリスクを頭に入れておくべきだ。
過去失われた20年は円高が進む中で日本円だけ持ってればデフレで物価も下がって預金の価値が上がり続けるという僕ら庶民には最高の環境。
その環境を教授して資産防衛は何も考えずにいてもやっていけた甘い時代は終わりました。
ロシアの人たちはロシアルーブル暴落に備えていつもある程度ドル資産を持ち資産防衛する習慣がついているといいます。
日本人もこれから世界を気にしないと悲惨な未来が待っているかもしれません。

FXの話に戻すと、厳密に言うとFXが怖いというより、怖いのは”レバレッジ”だ。
たとえば、よくネットでこんな質問を見かけることがある。

「FXはレバレッジ何倍が安心ですか?」

この質問に対し、3倍ぐらいだよ、とか、2倍ぐらいだよ、とかいう回答も見たりする。
僕は声を大にして言いたい。

『安全に投資したいならレバレッジは絶対にかけてはいけない。』

絶対に、です。
僕はこのブログでは一貫して、レバレッジをかけないことにこだわっているつもりです。
僕は過去、今のようにレバレッジ規制がなかった頃、
100倍とかのレバレッジをかけてトレードしていた経験もあり、レバレッジの恐ろしさはよく知っています。
レバレッジをかけてFXをやるなら、世界中のプロトレーダーがひしめく相場の世界に挑む、それなりの覚悟をして挑んでほしいところ。

レバレッジのことをおさらいしておきます。
今の日本のレバレッジ規制は25倍。

まずレバレッジ25倍をかけるケース。
1ドル100円の時に、証拠金10万円を預けて25,000ドルを買う。
この時投資金額は250万円なので証拠金10万円に対してレバレッジ25倍です。
この250万円が4%変動しただけで、証拠金10万円は吹っ飛びます。
1ドル100円が96円になったら10万円はすっかりなくなります。

次にレバレッジ5倍のケース。
1ドル100円、証拠金10万円で5,000ドルを買う。
この時投資金額は50万円なので証拠金10万円に対してレバレッジ5倍。
この50万円が20%変動したら証拠金10万円はなくなります。
1ドル100円が80円になったら証拠金はゼロになる。
それ以前にレバレッジ25倍が限度なので、50万円の投資額を維持するには証拠金2万円が必要。
含み損が8万円に達したらロスカット、となる。
1ドル100円が84円に下がった段階でロスカットにになります。

レバレッジさえかけなければ、ロスカットの危険はほぼあり得ない。
1ドル100円の時、証拠金10万円なら、買えるのは1,000ドルが限度。
レバレッジをかけていないから、この1ドル100円で1,000ドルのポジションがロスカットになることはない。
厳密に言えばロスカットは物理的には無いことはない。
25分の1は証拠金無いとロスカットになるわけだから、1ドル4円まで下がればロスカットになる。
まあ、1ドル4円は無いですよね・・・。

レバレッジがかかっているのとかかっていないのとでは、雲泥の差がある。
レバレッジがかかっているかいないか、というのはすなわち、
ロスカットの危険があるかないか、ということだと言える。
ロスカットの危険さえなければ、利益が出るまでほったらかしておけばいい、という状態になる。
1ドル100円で買って、それから1ドル90円に下がって損失が出たからと言って、
これから何十年も1ドル100円を超えることが無いのか、といえば無い可能性は低いだろう。
これがレバレッジがかかっていると、ロスカットになる前に決済せねばならず、長期投資のつもりが一転デイトレードの要素が入ってくる。ロスカットの恐怖が判断を狂わせる。
個人投資家の最大の武器は「時間」。
レバレッジをかけず、利益が出るまでいつまでも待てる、という、
時間を味方につけた姿勢が投資の成功確率を爆発的に上げる。

だから、僕はSBI FXトレードの1通貨単位取引を基軸とした外貨投資をしている。
1通貨単位から取引できるので、100円未満からレバレッジをかけずに外貨を買うことができる。
これはすごいことだ。数年前はこんな1通貨単位取引なんてものはなかった。
昔は元手が少ないとレバレッジをかけて投資するしかなかったが、
今はあまり原資が無くてもノーレバレッジでFX投資することができる。良い時代になった。

FXはリスクは高い、と言いながら、でも外貨投資をしたいからといって銀行の外貨預金を始める人がいる。
これはまったくもってもったいない行動だと思う。
某メガバンクの今日のドル円の為替レート、買値:118.90円、売値:116.90円。
差が2円もあり、買った瞬間に価値は2%ロスったところからスタートすることになる。
最初から2%マイナスで始まる投資はなかなか成功するのは難しい。
一方でFXの外貨購入手数料はほぼかからない。
たとえば僕が使っているSBI FXトレードでは今見たらドル円のレートは買値:118.6438、売値:118.6411。
手数料にあたるスプレッドはわずか0.002%。
手数料でなんと1,000倍も差がついている。1,000倍ですよ、1,000倍。
FXを使える身からすれば、銀行の外貨預金ほどアホらしいことはない。
レバレッジさえかけなければ外貨預金とFXの為替変動リスクはもちろん同じだし、
むしろ手数料がはるかに安いだけにFXの方がリスクが低い、とも言える。
とにかく忌むべきはレバレッジ、である。

僕は過去、レバレッジ100倍でトレードしている時期にリーマンショックに遭遇した。
それこそ大変なことになった。
今から振り返っても、あれば良い勉強になったとは思えない、苦しい体験だった。
相場感覚は損失の中でしか養われないとは思うけども、
やはり損はしなくて済むなら損なんてするもんじゃない。
レバレッジをかけず、利益が出るまで長期でじっくり育てていく。
少額で心に余裕がある中で投資を続けていれば長期的目線でつかず離れず、
いい感じの距離感で相場に接することができ、
たくさんの投資チャンスを見つけることもできる。

円安は進むとはいっても、そんなに急速に進むとは思わない。じわじわ進んでいく。
時間はまだあると思うので、じっくり外貨を積み立てていけばいいと思う。
これからの進む円安に対し資産防衛をするのに、FXは多くの選択肢のうちの有力なひとつである。


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ねぎし まなぶ(P.N)

Author:ねぎし まなぶ(P.N)
某企業勤務のサラリーマン。
株・FX投資暦10年以上にもなるが、デイトレードをやると負け続きでデイトレードは引退。
しかし、短期売買で負け続きでも、過去取り組んだ積立て投資では着実に資産が増えていることに気づき、やはり最強の投資は積立てであると確信。
外貨投資FXで、ドルコスト平均法の中でも最強のリスク分散「毎日積立」に取り組みます。
毎日継続するときに飽きたり変な欲が出ないように、日記の形で記録しながら取り組むことにしました。

※なお、本ブログは素人の趣味の日記であり、投資を推奨するものではありません。投資判断は自己責任にてお願いいたします。

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