株高、債券高、ダブル高の行き着くところは・・・?
株高と債券高が共存して、もう何年になるか。世界各国の株価指標が軒並み高値を更新し、それと同時に債券も高値を更新し債券利回りは下がり続けている。本来、株高と債券高は共存しないものだ。景気が良くなって株が上がれば金利は上がって行かざるを得ないからだ。
しかし、今は共存している。それは、低金利そのものが株価を押し上げる力となっており、金融だけで株価が持ち上がっている。株高がと景気が連動しなくなっているので、株価上昇➡景気上昇➡金利上昇のサイクルが回らない。
今起きていることは、金利下げ➡株価上昇➡株価上昇➡株価上昇、である。株価が上がっても富裕層が潤うだけで景気にまったく寄与していない。株価が上がって、さらに資産を増やすために株を買って株価上昇、ただそれだけだ。そうなってしまうと、金利上昇・債券安につながる因果関係が何も成立しない。
だからといって株価と債券高が共存し続けるのかというと、そうではないと思う。やはりどちらかが間違っているのだろう。最近のトレンド分析を進めていく中で仮説として想定しているのは、株価が間違っているケース。そっちの方が理にかなう。
量的緩和で押し上げるだけ押し上げられているものの株高だけで終わって何も生んでいない。消費意欲旺盛な中間所得層は株を持ってないし、富裕層は増えてしまった資産を減らさないように怯えるか、もっと増やそうと投資に回すので消費しない。実際、今は量的緩和で現金の価値が下がってしまうのだから、株以外にお金を置くところもない。
しかし、いつか何かが崩れるはずだ。それが何なのか、それがいつなのか、それを考えることに最近の分析の重きを置いている。今、短期間で爆上げし、まだまだどこまてででも上がりそうな気がしてしまう中国株にヒントがある気がする。上昇に疑いの無いものにバブルは潜んでいる。株は上がるに決まっている、株を持たないのは損だ、そういう意識がもっと世界中広まった時、とんでもない何かが起こる。
今は富裕層しか株を持っていないので、上級者ばかりの株式市場。みんな賢いのでむざむざ暴落に巻き込まれたりしない。そういうときは暴落は起こらない。富裕そうでない者が一攫千金を夢見て株を背伸びして買う。そういうことが積み上がってきて初めて暴落が引き起こされる。中国株はそういう状態に近いのではないか。何も考えずに不動産投資してれば資産が増えた人たちだ、不動産が不調になり、一気に株に押し寄せている。
株価が修正され、債券高が正しかったと言われる時が来るのでは、と思い始めている。今の株高のみで景気が良くならない米国に金利上昇の未来があるとは思えないのだから。低金利の時代はこれから何十年も続くのではなかろうか。
しかし、今は共存している。それは、低金利そのものが株価を押し上げる力となっており、金融だけで株価が持ち上がっている。株高がと景気が連動しなくなっているので、株価上昇➡景気上昇➡金利上昇のサイクルが回らない。
今起きていることは、金利下げ➡株価上昇➡株価上昇➡株価上昇、である。株価が上がっても富裕層が潤うだけで景気にまったく寄与していない。株価が上がって、さらに資産を増やすために株を買って株価上昇、ただそれだけだ。そうなってしまうと、金利上昇・債券安につながる因果関係が何も成立しない。
だからといって株価と債券高が共存し続けるのかというと、そうではないと思う。やはりどちらかが間違っているのだろう。最近のトレンド分析を進めていく中で仮説として想定しているのは、株価が間違っているケース。そっちの方が理にかなう。
量的緩和で押し上げるだけ押し上げられているものの株高だけで終わって何も生んでいない。消費意欲旺盛な中間所得層は株を持ってないし、富裕層は増えてしまった資産を減らさないように怯えるか、もっと増やそうと投資に回すので消費しない。実際、今は量的緩和で現金の価値が下がってしまうのだから、株以外にお金を置くところもない。
しかし、いつか何かが崩れるはずだ。それが何なのか、それがいつなのか、それを考えることに最近の分析の重きを置いている。今、短期間で爆上げし、まだまだどこまてででも上がりそうな気がしてしまう中国株にヒントがある気がする。上昇に疑いの無いものにバブルは潜んでいる。株は上がるに決まっている、株を持たないのは損だ、そういう意識がもっと世界中広まった時、とんでもない何かが起こる。
今は富裕層しか株を持っていないので、上級者ばかりの株式市場。みんな賢いのでむざむざ暴落に巻き込まれたりしない。そういうときは暴落は起こらない。富裕そうでない者が一攫千金を夢見て株を背伸びして買う。そういうことが積み上がってきて初めて暴落が引き起こされる。中国株はそういう状態に近いのではないか。何も考えずに不動産投資してれば資産が増えた人たちだ、不動産が不調になり、一気に株に押し寄せている。
株価が修正され、債券高が正しかったと言われる時が来るのでは、と思い始めている。今の株高のみで景気が良くならない米国に金利上昇の未来があるとは思えないのだから。低金利の時代はこれから何十年も続くのではなかろうか。