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週末恒例の中期移動平均分析。少し落ち着きを見せた相場も、まだトレンドは危険。

平日は日々の値動きが気になるので、週末は、ゆっくり大局観を考えるチャンス。

こんにちは。まなぶです。

 週末はゆっくり中期の移動平均分析。日足の移動平均線で、各指標を見てみます。このブログでは為替で積立てしていますが、為替の長期動向を見るためには為替はあらゆる経済指標と関連があるのでいろんな指標を大局的に見るのが大事。

 株価では、日経平均、ニューヨークダウ、ドイツDAX、上海総合指数。そして日経平均と関連がある東証REIT指数。コモディティでは原油と金(ゴールド)。債券では日本国債10年、米国債10年、ドイツ国債10年の金利。そして為替ではドル円、ユーロドル、中国人民元、オーストラリアドル、ニュージーランドドル。


さて、今週の分析です。

■日経平均株価
週末終値:19,379円
25日移動平均線:19,700円付近
50日移動平均線:19,450円付近
75日移動平均線:18,900円付近
・日経平均現物は50日線に上値を抑えられた状態で週末を終えた。
・週末CME先物が19,660円まで上昇しているがきれいに25日線に上値を抑えられた状態で週末を終えた。

MACDは、
・4月14日あたりから続いている下落サインが継続。3月中旬に対するダイバージェンス。
・昨年12月末からの下落とMACDの形が似ており、12月末→1月は75日線まで調整した為、今回もまだ75日線までの調整余地が残されている。75日線は18,900円あたり。
・週足MACDがシグナルと接触。デッドクロス可能性あり。

・単純移動平均、MACDともに下落トレンド。


■ニューヨークダウ平均株価
週末終値:18,191ドル
25日移動平均線:18,000ドル付近
50日移動平均線:17,980ドル付近
75日移動平均線:17,900ドル付近
・5月6日に25日線・50日線のゴールデンクロス。

MACDは、
・2月末にデッドクロス示現後、下落トレンド。4月9日にいったんゴールデンクロスで盛り返すも4月29日再度デッドクロス。
・5月8日上昇でシグナルと接触。まだゴールデンクロスとはならず、むしろ下落トレンドの中のシグナル接触で下落示唆。
・週足MACDは2月末にMACDデッドクロス示現後、下落トレンド継続中。下落トレンドの中のシグナル接触で下落示唆。

・単純移動平均線が上昇転換、しかしMACDが下落トレンド。分析ではMACDの方が上位にある為、まだ下落トレンド判断。


■ドイツDAX
週末終値:11,709ポイント
25日移動平均線:11,850ポイント付近
50日移動平均線:11,800ポイント付近
75日移動平均線:11,500ポイント付近
・25日線が下を向いてきており、50日線とのデッドクロスが近い。
・5月8日の反発は50日線に上値を抑えられた形。

MACDは、
・3月23日にデッドクロス示現後、ずっと下落トレンド継続。
・昨年12月末からの下落とMACDの形が酷似。当時は75日線までの調整だったが、今回は5月7日に75日線も割った。
・週足のMACDが5月4日週にデッドクロス。

・単純移動平均、日足・週足MACDも下落トレンド示唆。


■上海総合指数
週末終値:4,206ポイント
25日移動平均線:4,200ポイント付近
50日移動平均線:3,850ポイント付近
75日移動平均線:3,650ポイント付近
・75日線との乖離:15%。先週の23%から乖離縮小するもまだ割高。
・5月8日の反発は50日線に上値を抑えられた状態。

MACDは、
・2月中旬ゴールデンクロス後上昇トレンド続いていたが5月4日にデッドクロス。
・週足MACDは2014年7月にゴールデンクロス示現後上昇トレンド継続だがOSCI縮小開始。

・ついに日足MACDがデッドクロスし、下落トレンド入り。75日移動平均線との乖離を埋める為にまだ下落余地あり。
・これまで天井の見えない上昇トレンドにあったぶん、下がった時の下げ幅はそれだけ大きくなる可能性。


■東証REIT指数
週末終値:1,841ポイント
25日移動平均線:1,870ポイント付近
50日移動平均線:1,870ポイント付近
75日移動平均線:1,870ポイント付近
・3本の移動平均がまとまって上値抵抗となっており、ここからの上昇はかなり厳しい。

東証REIT指数は日経平均株価の先行指標の役割あり。
・2013年5月23日の日経平均大暴落の1ケ月半前、2013年4月1日に東証REIT指数は1,717の天井をつけ暴落。
・当時は日経平均暴落後、6月10日に1,238の底をつける。その後日経平均は6月末に底打ち。
・今年東証REIT指数は1月19日に2,005の天井をつけ、下落。


■金(ゴールド)
週末終値:1,187ドル
25日移動平均線:1,195ドル付近
50日移動平均線:1,190ドル付近
75日移動平均線:1,210ドル付近
・4月23日に25日と50日線のゴールデンクロス。

MACDは、
・4月22日のデッドクロス以降、下落トレンド継続中。
・週足のMACDは2月中旬からずっと停滞中。長い停滞はその後の大きな動きを誘発する。

・単純移動平均はゴールデンクロスの上昇トレンド、MACDは弱い下落トレンド。
・トレンド分析では単純移動平均よりMACDが上位にある為、弱い下落トレンド判断。
・ただし下落トレンドというより「停滞」であり、いつ上に振れてもおかしくはない。


■WTI原油
週末終値:59.47ドル
25日移動平均線:56.0ドル付近
50日移動平均線:52.5ドル付近
75日移動平均線:52.0ドル付近
・すべての移動平均が下に集まり、強烈なサポートとして機能する。
・そのため、ここからは下落しづらい。上昇サイン。

MACDは、
・3月24日にゴールデンクロス示現。上昇トレンド継続。
・5月8日にシグナルと接触。デッドクロスの可能性あり。
・週足のMACDは2月23日週にゴールデンクロス示現後上昇トレンド継続。

・単純移動平均、MACD日足/週足ともに上昇トレンド。


■日本国債10年利回り
週末終値:0.420%
25日移動平均線:0.35%付近
50日移動平均線:0.36%付近
75日移動平均線:0.35%付近
・すべての移動平均線が0.35%に集約、強いサポートラインとして機能する。下げづらい。

MACDは、
・4月30日の急上昇でゴールデンクロス。上昇トレンド継続。
・週足MACDは今年2月初にゴールデンクロス示現後上昇トレンド継続中。

・日足/週足ともにMACD上昇トレンド。


■米国債10年利回り
週末終値:2.142%
25日移動平均線:2.00%付近
50日移動平均線:2.00%付近
75日移動平均線:2.00%付近
・すべての移動平均線が2.00%に集まり、強いサポートラインとして機能する。ここからは下げづらい。

MACDは、
・4月9日ゴールデンクロス後、上昇トレンド継続。
・週足MACDは今年2月中旬にゴールデンクロス示現後上昇トレンド継続。

・単純移動平均線、日足/週足MACDともすべてが上昇トレンド示唆。


■ドイツ国債10年利回り
週末終値:0.546%
25日移動平均線:0.25%付近
50日移動平均線:0.25%付近
75日移動平均線:0.30%付近
・一時は75日線との乖離▲8割以上までいったものの、一気に乖離を埋め、75日線を超えてオーバーシュート。
・すべての移動平均線が0.25~0.30%に集まり、強いサポートラインとして機能する。ここからは下げづらい。

MACDは、
・MACDは3月26日から完全停滞しエネルギー蓄積、4月中旬から動き始めると上に一気に噴き上げた。上昇トレンド継続。
・4月17日の大底0.049%からわずか3週間で0.79%まで猛反発の動きとなった。
・週足MACDも時間が止まったかのように停滞していたが一気に上へ噴出。

・移動平均線、日足・週足MACDともすべてが上昇トレンド。


■ドル円
週末終値:119.76円
25日移動平均線:119.6円付近
50日移動平均線:119.9円付近
75日移動平均線:119.5円付近
・4月20日に25日と50日線のデッドクロス。
・どうも50日移動平均線が上値抵抗の機能をしている模様。

MACDは、
・5月1日の上昇でゴールデンクロスし上昇トレンド継続。
・週足のMACDは1月初にデッドクロス示現後、下落トレンド継続中。

・判断しづらい。MACDは日足はやや上昇トレンドなものの、週足が未だ下落トレンド真っ最中。
・結局、停滞を示唆。


■ユーロ/米ドル
週末終値:1.1197ドル
25日移動平均線:1.09ドル付近
50日移動平均線:1.09ドル付近
75日移動平均線:1.10ドル付近
・5月6日に25日線・50日線のゴールデンクロス。上昇トレンド入り。

MACDは、
・3月18日FOMCの反発でゴールデンクロス示現。短期反発サイン継続。
・4月10日にMACDとシグナル接触。上昇トレンドの中でのシグナル接触は押し目買いのサイン。
・結果、再度上昇トレンドへ。
・週足MACDは2014年5月以来1度もゴールデンクロス無かったが、4月27日週にいよいよゴールデンクロス。

・単純移動平均線、日足、週足MACDの全てが上昇トレンド。


■中国人民元/円
週末終値:19.28円
25日移動平均線:19.28円付近
50日移動平均線:19.28円付近
75日移動平均線:19.18円付近
・3月9日に25日と50日線のゴールデンクロス。
・4月6日に50日と75日線のゴールデンクロス。上昇トレンド。

MACDは、
・5月1日にゴールデンクロス示現。上昇トレンド入りだがMACDゼロ近辺で停滞気味。
・週足のMACDは1月中旬にデッドクロス示現以降、ゆるやかに下落トレンド。

・単純移動平均は上昇トレンド、MACDは日足が上昇、週足は下落トレンド。
・明確なトレンド出ていない為、停滞か。


■オーストラリアドル(オージードル)/円
週末終値:95.02円
25日移動平均線:93.0円付近
50日移動平均線:93.0円付近
75日移動平均線:93.0円付近
・すべての移動平均線が一点に集約、強力なサポートとして機能する。強い上昇トレンド。

MACDは、
・4月9日にゴールデンクロス示現後上昇トレンド継続。
・週足MACDは2014年12月初にデッドクロス示現後下落を続けていたが、ついに5月4日週にゴールデンクロス示現。

・単純移動平均、MACDともに上昇トレンド。週足MACDもついに上昇転換し、本格的な上昇トレンドへ。


■ニュージーランドドル(キウイドル)/円
週末終値:89.69円
25日移動平均線:90.8円付近
50日移動平均線:90.2円付近
75日移動平均線:89.5円付近
・3月13日に25日と50日線のゴールデンクロス示現。
・4月9日に25日と75日線のゴールデンクロス示現。
・4月16日に50日と75日線のゴールデンクロス示現。
・ついに75日線も上を向き始め、すべての線が上を向き、かなり強力な上昇トレンド。

MACDは、
・5月1日にデッドクロスし下落トレンド。
・週足MACDは1月中旬にデッドクロス後下落していたが、
・週足MACD4月13日週以降、プラス圏でもみあい。しばらく停滞しているので動き始めると動きは大きそう。

・単純移動平均が上昇トレンド勢いあり。目先日足MACDがデッドクロスし下落トレンド、週足MACDが停滞。
・分析結果、中立でトレンドは明確には出ていない。単純移動平均線の上昇トレンドが明確なので、判断は上昇トレンドか。


まとめ
 先週末は日経平均株価、ニューヨークダウ、ドイツDAX、上海総合と、すべての株価が上昇して終えた。これでイエレン・ショックの株価下落は終了し上昇相場が帰ってくるかといえば、そうはいかない。移動平均線が物語るのは、日経平均、ドイツDAX、上海総合がきっちり上値抵抗線に抑えられている姿。上値を抑えられた状態なので、来週力尽きて落ちてくる形。特に上海総合の下落余地はあまりに大きい。

 「セル・イン・メイ」の相場のアノマリーがあるわけだが、なぜ5月に株価が下がるかというとヘッジファンドの決算期と関連があり、ヘッジファンドの解約期限が6月末の45日前、つまり5月15日頃に期限を迎える。ヘッジファンドが解約されると資産を売って清算しないといけないので5月15日までは下落トレンドが続きやすい。この傾向は何も5月だけではなく10月も同様。昨年9月25日16,374円から下落し始め10月17日に14,529円の底をつけて反転した動きは顕著だった。その時では3週間で2,000円近くも下げたわけで、今回もそのヘッジファンド解約期限にあたる来週いっぱいまでは下落の可能性が高いと見る。移動平均線上もトレンドは弱気だ。まして来週は日本企業の決算が本格化する。日本企業の決算へは期待があまりに高すぎる。ネガティブサプライズの可能性の方が高いと判断せざるをえず、下落リスクの方が高い。まず第一弾の口火を切ったのは東芝。2015年の決算予想をいまさら未定にし、決算報告も遅れ、配当も無配。同様に、高い期待のハードルを超えられない日本企業はたくさん出てきそうだ。

 株価の下落に追い打ちをかけるのが債券相場の大暴落。先週末米雇用統計が少し弱く米国利上げ期待が後退したとはいっても、米国・ドイツ・日本すべての国債利回りが急騰してきており、株価にはマイナスだ。米国・ドイツ・日本国債すべての利回りが25・50・75日移動平均線をすべて突破し、上昇トレンドを強くしてきている。バーゼル規制で国債がリスク資産とみなされる可能性が高まる中でのこの債券暴落で債券の売りが売りを呼ぶ展開。債券価値の下落は金融機関の資産に打撃を与え、マイナスの影響を出してくるはずだ。そして株価が下がり、不景気になって、やはり金利は上がらない、そんな展開が予想される。

 原油は上昇トレンドを刻む中、不当に安く抑えつけられている金(ゴールド)は、その国債の利回りが落ち着いてきた頃、一気に価格を見直されるだろう。まだしばらくは停滞し変動エネルギーを充填。

 為替レートではドル以外の通貨が強い。ユーロドル、オーストラリアドル円が上昇トレンドを鮮明にしてきている。一方、円が弱いのか、ユーロドルの上昇にも関わらずドル円が下がるわけでもない。やはり長期円安のトレンドは健在だ。移動平均分析上は、相変わらず、日経平均株価、日本国債、日本円の、日本トリプル安が示唆されている。


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ねぎし まなぶ(P.N)

Author:ねぎし まなぶ(P.N)
某企業勤務のサラリーマン。
株・FX投資暦10年以上にもなるが、デイトレードをやると負け続きでデイトレードは引退。
しかし、短期売買で負け続きでも、過去取り組んだ積立て投資では着実に資産が増えていることに気づき、やはり最強の投資は積立てであると確信。
外貨投資FXで、ドルコスト平均法の中でも最強のリスク分散「毎日積立」に取り組みます。
毎日継続するときに飽きたり変な欲が出ないように、日記の形で記録しながら取り組むことにしました。

※なお、本ブログは素人の趣味の日記であり、投資を推奨するものではありません。投資判断は自己責任にてお願いいたします。

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