週末恒例の中期移動平均分析。もともと意外と悪くなかった欧米株価の中期トレンドが日米中銀の動きで一気に好転。

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 平日は日々の動きが気になって何かとバタバタするので、週末はゆっくり中期の移動平均分析。日足の移動平均線で、各指標を見てみます。このブログでは為替で積立てしていますが、為替の長期動向を見るためには為替はあらゆる経済指標と関連があるのでいろんな指標を大局的に見るのが大事。

 株価では、日経平均、TOPIX、ニューヨークダウ、ドイツDAX、上海総合指数。そして日経平均と関連がある東証REIT指数。コモディティでは原油と金(ゴールド)。債券では日本国債10年、米国債10年、ドイツ国債10年の金利。そして為替ではドル円、ユーロドル、中国人民元、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、南アフリカランド。


では今週の移動平均分析です。

■日経225平均株価
週末終値:17,518円
25日移動平均線:17,600円付近
50日移動平均線:18,600円付近
75日移動平均線:18,700円付近
・1月4日に25日線と50日線のデッドクロス示現。
・1月28日に50日線と75日線のデッドクロス示現。
・方向感を示す75日移動平均線はやや下向きの横ばい。

MACDは、
・1月27日にゴールデンクロス示現。
・週足MACDは1月4日週に派手にデッドクロス示現。

・方向感を示す75日移動平均線が下を向きそうでねばっている。日銀追加緩和で上昇し始めたのでこのまま踏みとどまる可能性あり。


■TOPIX
週末終値:1,432円
25日移動平均線:1,440円付近
50日移動平均線:1,520円付近
75日移動平均線:1,525円付近
・12月30日に25日線と50日線のデッドクロス示現。
・1月26日に50日線と75日線のデッドクロス示現。
・方向感を示す75日移動平均線はやや下向きの横ばい。

MACDは、
・1月27日にゴールデンクロス示現。
・週足MACDは12月21日週にデッドクロス示現。

・日経平均株価の下落に対し、TOPIXの下落はそうでもないことから、日経平均225平均株価は投機の売り仕掛けが大きかったことを示し、投機の売りはいずれ買い戻さないといけないので日経平均株価は反発がある、と先週書いていたが日銀追加緩和を受けてやはり大きく反発。


■ニューヨークダウ平均株価
週末終値:16,466ドル
25日移動平均線:16,600ドル付近
50日移動平均線:17,100ドル付近
75日移動平均線:17,300ドル付近
・12月28日に25日線と50日線のデッドクロス示現。
・1月20日に50日線と75日線のデッドクロス示現。
・方向感を示す75日移動平均線はやや下向き。

MACDは、
・1月28日にゴールデンクロス示現。
・週足MACDは1月4日週にデッドクロス示現。

・目下暴落中のニューヨークダウも、方向感を示す75日移動平均線はまだはっきりとは下を向いていない。そこまで深刻ではないのでは。


■ドイツDAX
週末終値:9,798ポイント
25日移動平均線:10,000ポイント付近
50日移動平均線:10,400ポイント付近
75日移動平均線:10.500ポイント付近
・12月29日に25日線と50日線のデッドクロス。
・1月26日に50日線と75日線のデッドクロス。
・方向感を示す75日移動平均線はやや上向きの横ばい。

MACDは、
・1月26日にゴールデンクロス示現。
・週足MACDは1月4日週にデッドクロス示現。

・気づけば10,000ポイントも割ってしまったドイツDAX。しかし75日移動平均線は意外にも上向き。であり、週足MACDも本格的にはデッドクロスしておらず、中期強気トレンドは維持されているように見える。いったん反発あってもいい。



■上海総合指数
週末終値:2,737ポイント
25日移動平均線:3,100ポイント付近
50日移動平均線:3,350ポイント付近
75日移動平均線:3,390ポイント付近
・1月5日に25日線と50日線のデッドクロス示現。
・1月25日に50日線と75日線のデッドクロス示現。
・方向感を示す75日移動平均線はやや下向き。

MACDは、
・12月30日にデッドクロス示現。
・週足MACDは1月4日週にデッドクロス示現。

・年初から悲壮感漂う中国株。75日移動平均線も下向き始めている。が、そこまで下向きにはなっていないので意外高があってもいい。


■東証REIT指数
週末終値:1,781ポイント
25日移動平均線:1,700ポイント付近
50日移動平均線:1,720ポイント付近
75日移動平均線:1,720ポイント付近
・方向感を示す75日移動平均線は上向き。

・MACDは1月26日にゴールデンクロス示現。
・週足MACDは1月25日週にゴールデンクロス示現。

東証REIT指数は日経平均株価の先行指標の役割あり。
・2013年5月23日の日経平均大暴落の1ケ月半前、2013年4月1日に東証REIT指数は1,717の天井をつけ暴落。
・当時は日経平均暴落後、6月10日に1,238の底をつける。その後日経平均は6月末に底打ち。

・昨年東証REIT指数は1月19日に2,005の天井をつけ、下落。
・そして7月6日週東証REIT指数はさらなる大幅下落。それに追従して日経平均株価は8月24日ブラックマンデーを記録。

・現在、REITは暴騰中、75日線がはっきりと上向き。今後の日経平均の底堅さを暗示。



■金(ゴールド)
週末終値:1,117ドル
25日移動平均線:1,090ドル付近
50日移動平均線:1,080ドル付近
75日移動平均線:1,095ドル付近
・11月27日に50日線と75日線のデッドクロス示現。
・1月15日に25日線と50日線のゴールデンクロス示現。
・方向感を示す75日移動平均線は下向きながら角度は急速にやわらぐ。

MACDは、
・12月2日にゴールデンクロス示現後上昇トレンドに入り、1月1日にシグナル接近、上昇トレンドの中でのシグナル接近は上昇サインということでそこから急上昇。
・週足MACDは1月12日週にゴールデンクロス示現。上昇トレンドが本格化。

・ついに75日移動平均線の下落の角度も和らぎ、移動平均線、日足/週足MACD、すべてが上昇トレンドを示し始めています。ファンダメンタル的にも先週FRBは利上げ先送り、日銀はマイナス金利と、金には追い風の状況が続く。



■WTI原油
週末終値:33.74ドル
25日移動平均線:32.0ドル付近
50日移動平均線:35.0ドル付近
75日移動平均線:38.0ドル付近
・11月15日に25日線と50日線のデッドクロス。
・12月7日に50日線と75日線のデッドクロス。
・方向感を示す75日移動平均線は下向き。

MACDは、
・1月22日にゴールデンクロス示現。
・週足のMACDは11月30日週にデッドクロス示現。

・週足MACD、移動平均線が下落トレンド継続ながら、日足MACDゴールデンクロス。ついに底を打ったか?



■日本国債10年利回り
週末終値:0.104%
25日移動平均線:0.23%付近
50日移動平均線:0.27%付近
75日移動平均線:0.28%付近
・方向感を示す75日移動平均線は下向き。
・7月28日に25日線と50日線のデッドクロス示現。
・8月20日に50日線と75日線のデッドクロス示現。
・方向感を示す75日移動平均線は下向き。

MACDは、
・1月29日、日銀マイナス金利導入で急落、派手にデッドクロス示現。
・週足MACDは8月3日週にデッドクロス示現後下落トレンド。

・日本国債利回りはトレンドがぶっ壊れました。利回り3%割れで驚いたのはけっこう最近のこと。マイナス金利導入でついに一時1%割れ。異常事態です。



■米国債10年利回り
週末終値:1.923%
25日移動平均線:2.12%付近
50日移動平均線:2.16%付近
75日移動平均線:2.16%付近
・12月10日に50日線と75日線のゴールデンクロス示現。
・1月8日に25日線と50日線のデッドクロス示現。
・方向感を示す75日移動平均線は横ばい。

MACDは、
・1月5日にデッドクロス示現。
・週足MACDは1月4日週にデッドクロス示現。

・日足/週足、移動平均線、すべてが下落トレンド入り。債券の世界では、まったくもって米国利上げは無さそうだと見られているようです。株にはポジティブな話です。



■ドイツ国債10年利回り
週末終値:0.328%
25日移動平均線:0.52%付近
50日移動平均線:0.54%付近
75日移動平均線:0.55%付近
・1月19日に50日線と75日線のデッドクロス示現。
・1月25日に25日線と50日線のデッドクロス示現。
・方向感を示す75日移動平均線は下向き。

MACDは、
・1月4日にデッドクロス示現。
・週足MACDは12月21日週にゴールデンクロス示現だが1月4日週にすぐ再びデッドクロス示現。

・日足/週足MACD、75日移動平均線、すべてが下落トレンド。


・日銀マイナス金利導入で国債利回りは大幅下落。ドイツ国債の3%の利回りはとても高金利に見えるので、しばらくユーロが買われそうです。


■ドル円
週末終値:121.03円
25日移動平均線:118.6円付近
50日移動平均線:120.3円付近
75日移動平均線:121.0円付近
・12月28日に25日線と50日線のデッドクロス。
・1月22日に50日線と75日線のデッドクロス。
・方向感を示す75日移動平均線は上向き。

MACDは、
・1月21日にゴールデンクロス示現。
・12月6日週にデッドクロス示現。

・方向感を示す75日移動平均線が下向くかと思われたものの日銀マイナス金利導入の追加緩和により一気に回復、75日線上向きへ転換。日米金利差も一気に開き、ドル円はしばらくトレンド強そうです。


■ユーロ/米ドル
週末終値:1.0831ドル
25日移動平均線:1.087ドル付近
50日移動平均線:1.085ドル付近
75日移動平均線:1.087ドル付近
・11月12日に50日線と75日線のデッドクロス。
・12月29日に25日線と50日線のゴールデンクロス。
・方向感を示す75日移動平均線は下向き。

MACDは、
・1月21日にデッドクロス示現。
・週足MACDは1月4日週にゴールデンクロス。

・ユーロドルは方向感を示す75日移動平均線が下向きなので基本は下向き判断だが、MACDが強い。そして気になるのはファンダメンタル、ドイツ国債利回りが米国債利回りよりだいぶ高いのでユーロ買いに誘導される。
為替の力関係は、ユーロ>ドル>円 となるか。


■中国人民元/円
週末終値:18.41円
25日移動平均線:18.1円付近
50日移動平均線:18.6円付近
75日移動平均線:18.7円付近
・12月21日に25日線と50日線のデッドクロス示現。
・1月11日に50日線と75日線のデッドクロス示現。
・方向感を示す75日移動平均線は下向き。

MACDは、
・1月22日にゴールデンクロス示現。
・週足MACDは8月3日週にデッドクロス示現後下落トレンド継続中。11月9日週再度シグナル接触し、下落トレンドの中でのシグナル接触は下落のサインということで再度下落。

・ドル円から離れて自立し始めている人民元。週足MACD、75日移動平均線が下落トレンド。目先は日足ゴールデンクロスしたが強気転換までいけるか。ドル円と離れて新たなトレンドを刻み始める人民元、2016年の注目通貨です。



■オーストラリアドル(オージードル)/円
週末終値:85.8円
25日移動平均線:83.5円付近
50日移動平均線:86.0円付近
75日移動平均線:86.5円付近
・1月6日に25日線と50日線のデッドクロス示現。
・1月19日に50日線と75日線のデッドクロス示現。
・方向感を示す75日移動平均線はやや下向き。

MACDは、
・1月22日にゴールデンクロス示現。
・週足MACDは1月4日週にデッドクロス示現。

・年初から暴落したオーストラリアドル、現在猛反発の最中です。本格的にトレンド回帰にはもう少し時間がかかりそうです。


■ニュージーランドドル(キウイドル)/円
週末終値:78.4円
25日移動平均線:78.0円付近
50日移動平均線:80.0円付近
75日移動平均線:80.1円付近
・1月14日に25日線と50日線のデッドクロス示現。
・1月14日に50日線と75日線のデッドクロス示現。
・方向感を示す75日移動平均線はやや下向き。

MACDは、
・1月25日にゴールデンクロス示現。
・週足MACDは1月12日週にデッドクロス。

・10月初の9ヶ月ぶり週足MACDゴールデンクロス以降、75日移動平均線も上向き、長期トレンドが上昇へ向かっていたニュージーランドドル。年初から急落し、現在日足/週足MACD、方向感を示す75日移動平均線、すべてが下落トレンドに転換してきてしまいました。現在反発中で、もう少し時間をかければ上昇転換が期待できます。


■南アフリカランド/円
週末終値:7.61円
25日移動平均線:7.4円付近
50日移動平均線:7.7円付近
75日移動平均線:8.1円付近
・7月31日に50日線と75日線のデッドクロス示現。
・11月13日に25日線と50日線のデッドクロス示現。
・方向感を示す75日移動平均線は下向き。

MACDは、
・1月22日にゴールデンクロス示現。
・週足MACDは2015年1月以来、長い下落トレンドの最中。11月30日週にシグナル接触、下落トレンドの中のシグナル接触は下落サインということで激しく暴落。

・単純移動平均、週足MACDの中長期トレンドは下落トレンドの中にある。さらに超長期で30年チャートを見るともう何十年も下落トレンドの中にあり、リーマンショック後2008年安値7.66円と今回の安値7.54円で超長期ダブルボトムを形成したという見方もできたが・・・さらに落ちました。


まとめ
 2016年年初から落ちるに落ちまくった世界のマーケット。しかし移動平均分析をしてみたところ、中期トレンドは意外と悪くない。ということは今回の下落は短期の投機的な動きですぐに中期トレンド回帰する可能性があります。・・・ということを先週書いていましたが、先週の米国FRBの利上げ先送り、日銀のマイナス金利導入の追加緩和により、一気に反騰ムードがマーケットを支配しています。チャートを見てみると、日銀追加緩和の1月29日の前の26~28日の間に各国株価のMACD日足はゴールデンクロスしていたわけで、日銀追加緩和は上昇のきっかけになった、という位置づけのようですね。

 また、先週から「マーケットの値動きが2014年10月末ハロウィーン緩和をした時にそっくり、今回も金融政策決定会合は月末」であることから追加緩和がありそうだと予想していましたが、やはり日銀が動きました。さすが黒田さんですね。マーケットには十分なサプライズをもたらしました。

 日銀のマイナス金利は今後どういう影響がるのか?ということですけれども、少なくとも円安になります。過去ヨーロッパでマイナス金利が導入されてどういう効果があったかというと、為替安の効果はあれど、実体経済にあまり効果が無い、ということが実証されつつあるようです。デンマーククローネ、スイスフラン、そしてユーロ。マイナス金利導入後、着実に為替は安くなっていますが、経済はあまり回復してきていない。ただ、ヨーロッパ圏やスイスは経済が底打ったような様子は見せています。

 というヨーロッパの実例からすれば、少なくとも為替安の効果はあるわけです。日本の場合は、円安は株高に直結します。なので、しばらくは円安、株高トレンドがやってきます。日経平均株価の先行指標であるREITは暴騰状態です。しばらく日本株も強い。ただ、長期ではどうしても日本株を買う気にはなれませんが。

 そして毎週期待している金価格。ついに移動平均線、MACD、すべてが上昇トレンドに転じようとしているところです。原油も反発、資源国通貨も反発、国債利回りも下がるとなれば、金価格が上がらないはずがありません。また、円安もあるので円建て金価格はぐんぐん上昇していきそうです。

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ねぎし まなぶ(P.N)

Author:ねぎし まなぶ(P.N)
某企業勤務のサラリーマン。
株・FX投資暦10年以上にもなるが、デイトレードをやると負け続きでデイトレードは引退。
しかし、短期売買で負け続きでも、過去取り組んだ積立て投資では着実に資産が増えていることに気づき、やはり最強の投資は積立てであると確信。
外貨投資FXで、ドルコスト平均法の中でも最強のリスク分散「毎日積立」に取り組みます。
毎日継続するときに飽きたり変な欲が出ないように、日記の形で記録しながら取り組むことにしました。

※なお、本ブログは素人の趣味の日記であり、投資を推奨するものではありません。投資判断は自己責任にてお願いいたします。

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