週末恒例の中期移動平均分析。日本株以外のマーケットは軒並み強気。日本株は投機的に売られただけで底堅い可能性。

スキャン_20150616 (2)

 平日は日々の動きが気になって何かとバタバタするので、週末はゆっくり中期の移動平均分析。日足の移動平均線で、各指標を見てみます。このブログでは為替で積立てしていますが、為替の長期動向を見るためには為替はあらゆる経済指標と関連があるのでいろんな指標を大局的に見るのが大事。

 株価では、日経平均、ニューヨークダウ、ドイツDAX、上海総合指数。そして日経平均と関連がある東証REIT指数。コモディティでは原油と金(ゴールド)。債券では日本国債10年、米国債10年、ドイツ国債10年の金利。そして為替ではドル円、ユーロドル、中国人民元、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、南アフリカランド。


では今週の移動平均分析です。

■日経225平均株価
週末終値:16,164円
05日移動平均線:16,800円付近(向き↓)
13日移動平均線:16,900円付近(向き↓)
21日移動平均線:16,900円付近(向き→)
75日移動平均線:17,200円付近(向き↓)
・3月30日に5日線と13日線のデッドクロス示現。
・4月1日に13日線と21日線のデッドクロス示現。

・判断:短期弱気、長期弱気
・短期で思いっきりデッドクロス発生し大きく下落した。方向感を示す75日移動平均線も急降下中で、まだまだ下落トレンドの中にあります。


■ニューヨークダウ平均株価
週末終値:17,792ドル
05日移動平均線:17,700ドル付近(向き↑)
13日移動平均線:17,600ドル付近(向き↑)
21日移動平均線:17,350ドル付近(向き↑)
75日移動平均線:16,800ドル付近(向き→)
・2月17日に5日線と13日線のゴールデンクロス示現。

・判断:短期強気、長期中立から強気へ転換?
・短期トレンド強く、方向感を示す75日移動平均線も横ばいから上向きに変わりつつあり強い。


■ドイツDAX
週末終値:9,794ポイント
05日移動平均線:9,900ポイント付近(向き↓)
13日移動平均線:9,950ポイント付近(向き→)
21日移動平均線:9,850ポイント付近(向き↑)
75日移動平均線:9,800ポイント付近(向き→)
・2月29日に13日線と21日線のゴールデンクロス。
・3月31日に5日線と13日線のデッドクロス。

・判断:短期弱気、長期弱気から中立へ
・目先は5日線が13日線をデッドクロスしてきており、弱気転換。方向感を示す75日移動平均線は長い下向きトレンドだったところから横ばいへ転換。週末終値が75日線を割ってきているので、9,800ポイント以上の水準へ回復し維持できればだんだん強気転換してくる。


■上海総合指数
週末終値:3,008ポイント
05日移動平均線:2,980ポイント付近(向き↑)
13日移動平均線:2,970ポイント付近(向き↑)
21日移動平均線:2,930ポイント付近(向き↑)
75日移動平均線:3,050ポイント付近(向き→)
・3月4日に5日線と13日線のゴールデンクロス示現。
・3月17日に13日線と21日線のゴールデンクロス示現。

・判断:短期強気、長期弱気から中立へ
・目先5日/13日/21日線のすべてが上を向き、強いトレンドになっている。長く下向きに下降してきた75日移動平均線も下向きから横ばいへ転換、価格自体が75日線を上抜きそうで、上昇トレンド転換が近そう。


■東証REIT指数
週末終値:1,859ポイント
05日移動平均線:1,885ポイント付近(向き↓)
13日移動平均線:1,890ポイント付近(向き↓)
21日移動平均線:1,882ポイント付近(向き→)
75日移動平均線:1,790ポイント付近(向き↑)
・3月31日に5日線と13日線がデッドクロス示現。

・判断:短期弱気、長期強気。

東証REIT指数は日経平均株価の先行指標の役割あり。
・2013年5月23日の日経平均大暴落の1ケ月半前、2013年4月1日に東証REIT指数は1,717の天井をつけ暴落。
・当時は日経平均暴落後、6月10日に1,238の底をつける。その後日経平均は6月末に底打ち。

・昨年東証REIT指数は1月19日に2,005の天井をつけ、下落。
・そして7月6日週東証REIT指数はさらなる大幅下落。それに追従して日経平均株価は8月24日ブラックマンデーを記録。

・1月末からREITは暴騰し75日線がはっきりと上向きとなり日経平均の底堅さを暗示していたが2月中旬からは頭打ちで現在失速。日経平均もとうぶん頭打ちか。



■金(ゴールド)
週末終値:1,222ドル
05日移動平均線:1,225ドル付近(向き↑)
13日移動平均線:1,235ドル付近(向き↓)
21日移動平均線:1,242ドル付近(向き→)
75日移動平均線:1,160ドル付近(向き↑)

・判断:短期中立、長期強気
・長期のトレンドは強い。目先は3本の移動平均線が強弱入り乱れて中立。しかし弱気に転換する兆しは無い。



■WTI原油
週末終値:36.63ドル
05日移動平均線:38.0ドル付近(向き↓)
13日移動平均線:39.2ドル付近(向き→)
21日移動平均線:38.2ドル付近(向き↑)
75日移動平均線:34.5ドル付近(向き→)
・3月31日に5日線と13日線のゴールデンクロス。

・判断:短期弱気、長期横ばいから強気へ
・目先は調整。しかし方向感を示す75日移動平均線は長い長い下落からついに横ばいへ入り、上向きに転換する過程。上昇相場前の最後の調整か。



■日本国債10年利回り
週末終値:▲0.059%
05日移動平均線:▲0.075%付近(向き↑)
13日移動平均線:▲0.075%付近(向き↓)
21日移動平均線:▲0.040%付近(向き↓)
75日移動平均線:0.10%付近(向き↓)

・判断:短期中立、長期弱気
・底なしのマイナス金利も目先は底打ちしたようで5日線が上を向いています。方向感を示す75日移動平均線は急速に加工を続け間もなくマイナス圏に落ちてきそう。ちょうどゼロあたりで75日線が底打ちするかもしれませんね。まだとうぶんレンジでしょう。



■米国債10年利回り
週末終値:1.774%
05日移動平均線:1.82%付近(向き↓)
13日移動平均線:1.88%付近(向き↓)
21日移動平均線:1.89%付近(向き→)
75日移動平均線:1.95%付近(向き↓)
・3月21日に5日線と13日線のデッドクロス示現。
・3月31日に13日線と21日線のデッドクロス示現。

・判断:短期弱気、長期弱気
・目先デッドクロスが相次いでおり弱い。長期もまだまだ下がっていきそう。底打ちの兆しはまだ無い。


■ドイツ国債10年利回り
週末終値:0.128%
05日移動平均線:0.15%付近(向き↓)
13日移動平均線:0.22%付近(向き↓)
21日移動平均線:0.23%付近(向き→)
75日移動平均線:0.35%付近(向き↓)
・3月23日に5日線と13日線のデッドクロス示現。

・判断:短期弱気、長期弱気
・おおっと、この異変に全然気づいてませんでした!うっかりしてました。ドイツ国債利回りが米国債利回りを下回るという異常事態が起きています。これは、ユーロの下落要因、ドルの上昇要因です。
目先の移動平均線も、長期の75日移動平均線も弱気で、このドイツ国債利回り下落の行方は大きなテーマです。



■ドル円
週末終値:111.65円
05日移動平均線:112.5円付近(向き↓)
13日移動平均線:112.4円付近(向き↓)
21日移動平均線:112.8円付近(向き↓)
75日移動平均線:116.0円付近(向き↓)
・3月26日に5日線と13日線のゴールデンクロス示現。

・判断:短期中立、中期弱気
・全ての移動平均線が下を向いており弱気。しかし目先111円に突入したものの5日線が13日線を割ったわけでもなく、21日線に跳ね返されていったん下落しただけとも見える。3月17日の安値110.65円からの反発過程で底値を探しに来ただけだろうか。意外と下値は固そう。


■ユーロ/米ドル
週末終値:1.1387ドル
05日移動平均線:1.132ドル付近(向き↑)
13日移動平均線:1.125ドル付近(向き↑)
21日移動平均線:1.120ドル付近(向き↑)
75日移動平均線:1.102ドル付近(向き↑)
・3月8日に5日線と13日線のゴールデンクロス。
・3月17日に13日線と21日線のゴールデンクロス。

・判断:短期強気、長期強気
・トレンドは相当強い。3本の移動平均線はゴールデンクロスし、方向性を示す75日移動平均線も上向いている。とうぶん強そう。
ただ、ドイツ国債利回りが米国債利回りを下回ったのが気になるのだけれども・・・。ドイツ国債利回りの方が間違っているか。


■中国人民元/円
週末終値:17.23円
05日移動平均線:17.36円付近(向き↓)
13日移動平均線:17.30円付近(向き↓)
21日移動平均線:17.35円付近(向き→)
75日移動平均線:17.70円付近(向き↓)
・3月27日に5日線と13日線のゴールデンクロス。

・判断:短期弱気、長期弱気
・ドル円とまったく同じ傾向。まだまだドルと人民元は実質ペッグの状態のようです。



■オーストラリアドル(オージードル)/円
週末終値:85.6円
05日移動平均線:86.0円付近(向き↑)
13日移動平均線:85.4円付近(向き↑)
21日移動平均線:85.1円付近(向き↑)
75日移動平均線:83.9円付近(向き→)
・2月29日に5日線と13日線のゴールデンクロス示現。
・3月3日に13日線と21日線のゴールデンクロス示現。

・判断:短期強気、長期中立
・短期のトレンドは相当強く、長く下落し続けた75日線がいよいよ下向きから横ばいへ転換する。いよいよ上昇トレンドへ転換しそう。


■ニュージーランドドル(キウイドル)/円
週末終値:77.1円
05日移動平均線:77.1円付近(向き↑)
13日移動平均線:76.3円付近(向き↑)
21日移動平均線:76.2円付近(向き↑)
75日移動平均線:77.2円付近(向き↓)
・3月26日に5日線と13日線のゴールデンクロス示現。
・3月30日に13日線と21日線のゴールデンクロス示現。

・判断:短期強気、長期弱気
・短期は3本の移動平均線がゴールデンクロスし相当強い。方向感を示す75日移動平均線はまだ下を向いているものの、75日線を値が上抜きそうでついに下げ止まるか。


■南アフリカランド/円
週末終値:7.60円
05日移動平均線:7.50円付近(向き↑)
13日移動平均線:7.39円付近(向き↑)
21日移動平均線:7.39円付近(向き↑)
75日移動平均線:7.40円付近(向き↓)
・3月21日に5日線と13日線のゴールデンクロス示現。
・3月31日に13日線と21日線のゴールデンクロス示現。

・判断:短期強気、長期弱気
・短期は3本の移動平均線がゴールデンクロスし相当強い。方向感を示す75日移動平均線はまだ下を向いているものの、75日線を値が上抜いておりここからは75日線が上向き始める。下落の大底をついたことは間違いなさそう。


まとめ
 先週末に日経平均株価が▲600円もの大幅下落、ドル円も111円台への下落と、暗い雰囲気で新年度をスタートした日本。ニューヨーク時間のCME日経平均先物も16,170円終わりと、弱いまま。しかし世界のマーケットを見ると状況はまったく違う。世界のマーケットは相当強いのです。

 米国雇用統計後、ニューヨークダウは100ドル以上の上昇。17,800ドルに迫っており、昨年末の水準まで戻してきています。年初からの中国ショックと呼ばれた大幅下落をすべて取り戻したのです。中国上海株価も3,000ポイントを回復。底値を探っています。相場が回復してきた要因は、米国利上げ観測が完全に後退したことで米国債利回りが年初からずっと下落。ドルの下落につながり、商品相場が大きく回復しています。金(ゴールド)価格や原油価格は目先は少し調整していますが年初に大幅下落以降急回復の中にあります。それを受けて豪ドル、NZドル、南アフリカランドなど資源国通貨も回復。ロシアやブラジル、フィリピンなど新興国株価も急騰中です。縮小したマネーが大きく回復してきているのです。

 米国債利回り下落、ドルが下落する中で弱い空気が漂うのは世界で唯一日本だけでしょう。日本だけはドル円のドル安円高で日本株にマイナスの影響が出てきます。これは今となってはもう理由も薄くなり、日本株市場で大半を占める外国資本の「機械」が行う自動取引でドル円の下落は日経平均先物の売りがプログラムされていることによる投機売りが原因となっていると聞きます。投機の売りであれば恐れる必要はありません。投機売りはすぐに買い戻されて元通りになる性質の資金です。今回新年度から売り崩してきた投機売りはすぐ上昇要因に転換します。トレンド分析で見える通りドル円も意外とトレンド弱くは無く、今111円台ですが75日移動平均線が116円にあり乖離が大きくなっているので2~3円はすぐ上昇してもおかしくないです。4月相場は強くなりそうです。

 トレンド分析でいうと、商品相場上昇、資源国通貨上昇、株価上昇、国債利回り低下、というあたりがトレンドです。しかし1点、理解できないのがドイツ国債利回りが米国債利回りを下回っているという異常事態。ドイツ国債利回りが下がってもユーロドルは強気トレンドのままです。どちらが間違っているのか?ドイツ国債利回りが合っていればユーロドルは下落しドル上昇しますし、ドイツ国債が買われすぎているだけならドイツ国債利回りだけが間違っているので大した影響はない。果たしてどっちでしょう?


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ねぎし まなぶ(P.N)

Author:ねぎし まなぶ(P.N)
某企業勤務のサラリーマン。
株・FX投資暦10年以上にもなるが、デイトレードをやると負け続きでデイトレードは引退。
しかし、短期売買で負け続きでも、過去取り組んだ積立て投資では着実に資産が増えていることに気づき、やはり最強の投資は積立てであると確信。
外貨投資FXで、ドルコスト平均法の中でも最強のリスク分散「毎日積立」に取り組みます。
毎日継続するときに飽きたり変な欲が出ないように、日記の形で記録しながら取り組むことにしました。

※なお、本ブログは素人の趣味の日記であり、投資を推奨するものではありません。投資判断は自己責任にてお願いいたします。

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