日本企業の想定為替レート付近で落ち着き始めているドル円。上がらなくても止まってればスワップで稼げるが。


昨日朝は110円付近まで急反発していよいよ反発かと期待させてくれたドル円は結局今週は109円前後で落ち着いています。このレートはといえば日本の輸出系企業の想定為替レート108~109円付近です。計ったかのようにこの水準に収斂してきました。


企業が想定する為替レートの予測精度が高いわけではなく、そのレートに実際に寄ってくる、という方が正しいのではないでしょうか。


まず、想定為替レートより円高ドル安になってしまえば輸出企業は見込より円建て損益がショートするので108円割れのところはなんらかドル売り円買いヘッジをかけて円高に向かってしまう点。また、投資家も日本政府が企業の想定為替レートは意識するだろうなと予測することでそのレートを目安としてポジションを持つのでそのレートに寄ってくる点。日本企業が想定為替レートを108~109円辺りに設定し始めた頃は115円ぐらいだったと思いますが、余力を持たそうと円高側に想定レートを置く行為そのものが円高を助長するわけですね。だからといって日本企業の中で自分だけ円安で想定宣言したところでひとり負けするのでどの企業もトヨタや経団連企業のレートに寄せざるを得ません。その構造自体はどこかで円高を招く要因でしょう。


結果、そのレートに向けて動く為替レートの動きがチャートを作り、ファンダメンタルを気にしないテクニカル投資家も結局チャートを通じて間接的にその想定為替レートを節目として意識することになるわけですね。チャートは投資家心理を数値化したものと言えるわけですから。そう考えると、ファンダメンタル派なのかテクニカル派なのか、という議論も空虚なものですね。


それで日本当局や日銀、アメリカ金融当局が企業の行動心理に影響を与えるレベルの金融政策を打ち出さないと企業の想定レートは変わらない。日銀はなんらかの手段でアメリカと連携して1ドル120円とかいう水準を実績で叩き出さないと想定レートは上がってきません。


今は先述した日本輸出企業の円買いヘッジなどもあり円高がなかなかしつこいです。話題の東芝のメモリー売却なんかも東芝はWDならドルを受け取って日本の銀行に返済するわけですから2兆円の円買いが発生します。


このまま想定レートの108~109円付近で安定してくれるならそれもいい。今はドル円のスワップポイントがかなりあるので1ヶ月もその水準にとどまってくれればけっこうスワップ入ってきます。


いよいよ今日からジャクソンホール。ユーロの反落があるのか、ユーロがさらに伸びて、世界の通貨のドル→ユーロシフトが進むのか。ドル円ロングを握りしめてスワップ金利を受け取りながらのんびり待ちます。


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ねぎし まなぶ(P.N)

Author:ねぎし まなぶ(P.N)
某企業勤務のサラリーマン。
株・FX投資暦10年以上にもなるが、デイトレードをやると負け続きでデイトレードは引退。
しかし、短期売買で負け続きでも、過去取り組んだ積立て投資では着実に資産が増えていることに気づき、やはり最強の投資は積立てであると確信。
外貨投資FXで、ドルコスト平均法の中でも最強のリスク分散「毎日積立」に取り組みます。
毎日継続するときに飽きたり変な欲が出ないように、日記の形で記録しながら取り組むことにしました。

※なお、本ブログは素人の趣味の日記であり、投資を推奨するものではありません。投資判断は自己責任にてお願いいたします。

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